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バランスファンドおすすめ5選【2026年版】初心者向けの選び方・メリット・注意点を徹底解説

2026/4/22

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バランスファンドおすすめ5選【2026年版】初心者向けの選び方・メリット・注意点を徹底解説

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Capital Insight 編集部

2026/4/22 公開

バランスファンドとは?初心者が知っておくべき基本

バランスファンドとは、株式・債券・不動産(REIT)など複数の資産クラスに1本で分散投資できる投資信託のことです。自分でポートフォリオを組む手間がなく、資産配分のリバランスもファンド内で自動的に行われるため、投資初心者にとって始めやすい商品といえます。

一般的なバランスファンドは「株式60%・債券40%」や「4資産均等型」など、あらかじめ決められた比率で運用されます。Morningstarの分析によれば、バランスファンドは6〜10年の保有期間を前提に設計されており、短期的な値動きに一喜一憂せず長期で保有するのに適した商品です。

バランスファンドの3つのタイプと違い

バランスファンドは大きく3タイプに分類できます。それぞれの特徴を理解することで、自分に合った商品を選びやすくなります。

固定配分型

株式・債券の比率があらかじめ固定されているタイプです。「4資産均等」「8資産均等」などが代表的で、運用の透明性が高く、コストも低い傾向があります。初心者が最初に検討する候補として適しています。

可変配分型(TAA型)

市場環境に応じてファンドマネージャーが資産配分を動的に変更するタイプです。「投資のソムリエ」や「のむラップ」などが該当します。プロの判断に委ねられる一方、信託報酬がやや高めで、運用成績はマネージャーの腕次第という面があります。

ターゲットイヤー型

退職予定年など目標年に向けて、自動的に株式比率を下げていくタイプです。iDeCoやDCプランで採用されることが多く、年齢に応じたリスク管理が自動化されています。

初心者がバランスファンドを選ぶ5つのポイント

バランスファンドは種類が多く、どれを選べばよいか迷いがちです。以下の5つの基準を押さえると、自分に合ったファンドを絞り込めます。

1. 信託報酬(運用コスト)

信託報酬は毎日差し引かれるコストで、長期運用では大きな差を生みます。バランスファンドの場合、年0.1%台〜0.5%台が低コストの目安です。年1%を超えるものは複利効果を大きく損なうため注意が必要です。

2. 資産配分(株式比率)

株式比率が高いほどリターンの期待値が上がる一方、値動きも大きくなります。20〜40代で長期投資を前提にするなら株式比率60〜70%、50代以降で安定重視なら株式30〜50%が一つの目安です。

3. インデックス型かアクティブ型か

コストを抑えたいならインデックス型が基本です。アクティブ型は市場平均を上回る運用を目指しますが、信託報酬が高い上に長期でインデックスを上回り続けるファンドは少数という調査結果もあります。

4. 純資産総額

純資産が小さすぎるファンドは繰上償還(運用終了)のリスクがあります。目安として100億円以上あれば安心感があります。

5. つみたてNISA対象かどうか

金融庁が定めるつみたてNISA(つみたて投資枠)対象商品は、手数料や運用方針について一定の基準をクリアしています。初心者はこの対象商品から選ぶと、低コストで良質なファンドに絞り込めます。

初心者におすすめのバランスファンド5選【2026年版】

以下は、信託報酬の低さ・純資産の規模・運用実績を総合的に評価し、初心者が検討しやすいバランスファンドをピックアップしたものです。あくまで選択肢の一例であり、ご自身の投資目的やリスク許容度に合わせて検討してください。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

国内外の株式・債券・REITの8資産に均等に分散投資するインデックスファンドです。信託報酬は年0.143%(税込)と業界最低水準を目指す方針で、つみたて投資枠の対象でもあります。8資産均等のため特定の資産に偏らず、バランスよく分散できる点が特徴です。

ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

国内外の株式・債券の4資産に均等配分するシンプルな構成です。信託報酬は年0.154%(税込)と低水準。REITを含まない分、値動きの要因がわかりやすく、投資の仕組みを理解しやすい点が初心者に向いています。

たわらノーロード バランス(8資産均等型)

アセットマネジメントOneが運用する8資産均等型のインデックスファンドです。信託報酬は年0.143%(税込)。eMAXIS Slimと同水準のコストで、販売チャネルの豊富さが特徴の一つです。

三井住友・DC年金バランス50(標準型)

株式50%・債券50%の配分で、DC(確定拠出年金)向けに設計されたバランスファンドです。株式と債券が半々のため、8資産均等型よりもやや保守的な運用を好む方に適しています。信託報酬は年0.253%(税込)です。

つみたて8資産均等バランス(つみたてんとうシリーズ)

三菱UFJアセットマネジメントが運用する、つみたてNISA向けの8資産均等型ファンドです。信託報酬は年0.242%(税込)。債券比率が合計37.5%と比較的高いため、株式100%のファンドよりも値動きが穏やかになる傾向があります。

バランスファンドと全世界株式、どちらを選ぶべきか

「バランスファンドよりもオルカン(全世界株式)1本でよいのでは」という意見も見られます。確かに、20〜30年の超長期では株式100%の方がリターンが高くなる傾向がある一方、以下のようなケースではバランスファンドに優位性があります。

  • 暴落時の下落幅を抑えたい:2020年のコロナショックでは、全世界株式が約30%下落したのに対し、バランスファンドは10〜20%程度の下落にとどまったケースがあります
  • リバランスの手間を省きたい:自分で株式と債券を別々に買うと定期的なリバランスが必要ですが、バランスファンドなら自動で行われます
  • 10年以内に資金を使う予定がある:住宅購入や教育費など、10年以内に使う資金は値動きの大きい株式100%よりも分散された運用が適している場合があります

筆者が金融データ分析に携わった経験では、投資初心者が株式100%のファンドを保有した場合、20%以上の下落局面で狼狽売りしてしまうケースが少なくありません。バランスファンドは下落幅が比較的小さいため、「持ち続けられる」という観点で初心者に適しているケースがあります。

バランスファンドの注意点とデメリット

バランスファンドにもデメリットがあります。投資前に以下の点を理解しておきましょう。

  • リターンの上限が抑えられる:債券やREITが含まれる分、株式市場が好調な局面では全世界株式やS&P500に劣後します
  • 中身がブラックボックスになりやすい:特に可変配分型は、今どの資産にどれだけ投資しているかが把握しにくい場合があります
  • 信託報酬がやや割高な場合がある:複数資産を組み合わせるため、単一資産型のインデックスファンドよりコストが高くなりがちです
  • 自分の資産配分がコントロールしにくい:バランスファンドの配分が自分の理想と一致しない場合でも、個別にカスタマイズできません

初心者向け:バランスファンドの始め方

バランスファンドを始めるには、まずSBI証券や楽天証券などつみたてNISA対応のネット証券で口座を開設します。ネット証券は購入時手数料が無料(ノーロード)の商品が豊富です。次に、新NISAのつみたて投資枠で積立設定を行います。運用益が非課税になるため、長期の資産形成に有利です。毎月の積立額は、生活防衛資金(生活費6ヶ月分)を確保した上で無理のない金額から始めましょう。月1,000円からでも始められます。

設定が完了したら、あとは長期保有を前提に「ほったらかし」で問題ありません。市場の上下に一喜一憂せず、最低でも5年、できれば10年以上の保有を前提にすることが大切です。

免責事項・出典

本記事は情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。過去のリターンや利回りは将来の運用成果を保証するものではありません。金融商品の価値は市場環境により変動します。当メディアは金融商品取引業者ではなく、個別の投資助言は提供しておりません。税制・法令・各金融商品の仕様は変更される可能性があるため、最新情報は金融機関・金融庁等の公式サイトをご確認ください。

主な出典(最終確認: 2026年4月)金融庁 NISA特設ページMorningstar Best Balanced Fundsみんかぶ投資信託 バランスファンド人気ランキングザイ・オンライン つみたてNISAバランス型投信 (信託報酬等の数値は各運用会社の目論見書に基づきます)

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