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iDeCoは50代から始めても遅くない!メリット・節税効果・2026年の加入年齢拡大を解説

2026/4/22

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iDeCoは50代から始めても遅くない!メリット・節税効果・2026年の加入年齢拡大を解説

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Capital Insight 編集部

2026/4/22 公開

50代からのiDeCoを検討する観点

50代からiDeCoを始める場合、「開始時期として遅くないか」を検討する方が多いとされます。2026年12月の制度改正で加入可能年齢が65歳未満から70歳未満に拡大される予定のため、50代からの加入でも拠出可能期間は従来より長く確保できる方向となります。

50歳から開始した場合、改正後は70歳まで20年間の拠出が可能となり、さらに75歳まで運用を継続できるため、最大25年間非課税で運用できる期間が確保される設計です。

本記事では、50代からiDeCoを始める場合のメリット・留意点・NISAとの使い分けを、中立的な観点で解説します。制度の詳細はiDeCo公式サイト(国民年金基金連合会)および厚生労働省 iDeCoページをご確認ください。

50代からiDeCoを活用できる3つの観点

観点1:加入可能年齢が70歳未満に拡大(2026年12月〜)

現行ルール2026年12月以降
加入可能年齢65歳未満70歳未満
50歳で開始した場合の拠出可能年数15年間20年間
受取開始可能年齢60歳〜75歳60歳〜75歳(変更なし)

改正前は50歳開始で15年間の拠出でしたが、改正後は20年間拠出可能となる予定です。掛金上限も月62,000円に引き上げられる方向のため、50代からの拠出額・期間は拡大される方向性にあります。

観点2:節税効果と所得税率の関係

iDeCoの掛金は全額所得控除の対象となり、所得税率が高い時期に拠出するほど節税額が大きくなる制度設計です。50代は年収がピークに近い時期となる方が多く、所得税率の観点で節税効果が大きくなりやすい時期とされます。ただし具体的な節税額は個々の所得状況により異なります。

観点3:60歳まで引き出せない制度と50代のライフステージ

20代・30代にとって「60歳まで引き出せない」は流動性の大きな制約となりますが、50代の場合は60歳まで残り10〜15年となります。子育てや住宅ローンが一段落した時期であれば、この制約は老後資金を確保する機能として捉えることもできます。個別の家計状況によって評価は異なります。

50代からのiDeCo|節税シミュレーション(仮定値に基づく試算)

以下は拠出額と所得税率から機械的に算出した試算値であり、実際の節税額は個々の所得控除・住民税の状況により変動します。

50歳の会社員(企業年金なし)が月23,000円を拠出した場合の試算:

年収年間節税額(試算)15年間の累計(試算)20年間の累計(改正後、試算)
500万円約55,200円約82.8万円約110.4万円
700万円約82,800円約124.2万円約165.6万円
1,000万円約91,080円約136.6万円約182.2万円

掛金上限引上げ後(2026年12月〜月62,000円)の試算

年収年間節税額(月62,000円の場合、試算)20年間の累計(試算)
500万円約148,800円約297.6万円
700万円約223,200円約446.4万円
1,000万円約245,520円約491.0万円

改正後に月62,000円を継続拠出した場合、年収700万円で20年間約446万円が試算上の節税額となります。個々の所得控除の状況により実額は変動します。

50代からのiDeCo運用シミュレーション(仮定値に基づく試算)

50歳で月23,000円の拠出を開始し、仮に年利4%が継続したと仮定した場合の試算:

拠出年数投資元本資産評価額(年利4%前提、試算)運用益(非課税、試算)
10年(60歳)276万円約340万円約64万円
15年(65歳)414万円約560万円約146万円
20年(70歳・改正後)552万円約830万円約278万円

上記は年利4%という仮定値に基づく試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。実際の運用成果は市場環境により変動します。

50代で留意すべき3つのポイント

留意点1:通算加入期間と受取開始年齢

iDeCoは加入期間が10年以上あれば60歳から受け取れますが、10年未満の場合は受取開始が繰り下がります

通算加入期間受取開始年齢
10年以上60歳
8年以上10年未満61歳
6年以上8年未満62歳
4年以上6年未満63歳
2年以上4年未満64歳
1ヶ月以上2年未満65歳

50歳で加入すれば60歳時点で通算10年に到達するため、60歳から受取可能です。55歳以降の加入では、受取開始が65歳まで繰り下がる場合があります。

留意点2:退職金との受取タイミング(10年ルール)

2026年1月から「10年ルール」が施行され、iDeCoの一時金受取と退職金の受取が10年以内の場合は退職所得控除の扱いが制限される設計になっています。50代後半で退職金を受け取る予定がある方は、iDeCoの受取方法(一時金vs年金)を事前に検討する観点が必要です。制度詳細は国税庁 退職所得もご確認ください。

留意点3:リスク資産の配分

50代は投資期間が相対的に短いため、全資産をハイリスク商品に配分する構成はリスク許容度とのバランス検討が必要です。「すべて定期預金」の場合は運用益が限定的となるため、バランスファンド、または株式と債券を組み合わせた配分等が選択肢として検討されます。最終的な配分はご自身のリスク許容度に応じてご判断ください。

50代のNISAとiDeCoの使い分け

50代はNISAとiDeCoを併用する選択肢も検討できる時期です。

NISAiDeCo
引き出しいつでも可能原則60歳まで不可
節税効果運用益の非課税掛金の所得控除+運用益非課税+受取時控除
50代での活用近い将来の出費に備える資金老後に回す資金

50代では60歳まで残り10年前後となるため、iDeCoの流動性制約は若い世代に比べて影響が小さくなります。NISAで流動性のある資金を確保し、iDeCoで老後資金を積み立てる構成は、50代の資金需要に合わせた活用パターンの一つです。

英語圏の在日外国人向けガイドでも「40代・50代で始めるなら、NISAとiDeCoの両方を活用する方法が多く紹介されており、NISAで柔軟性、iDeCoで節税効果を取り込む構成が一般的」と解説されています。海外の税制・年金制度は日本と異なるため、国内での判断は国内機関の情報を参照してください。

50代からiDeCoを始める手順

  1. 会社の企業年金制度を確認:企業型DCの有無で掛金上限が変わる
  2. 金融機関を選んで口座開設:SBI証券、楽天証券、マネックス証券等のネット証券が候補。手数料と商品ラインナップで比較
  3. 掛金額を決める:月5,000円からスタート可能。余裕がある場合は上限まで段階的に
  4. 運用商品を選ぶ:バランスファンドまたはインデックスファンド等の組み合わせ
  5. 受取方法を事前に検討:退職金との兼ね合いで一時金か年金かをシミュレーション

まとめ

  1. 50代からのiDeCoは選択肢として成立:2026年12月の改正で加入年齢が70歳未満に拡大され、50歳開始でも20年間拠出可能となる予定
  2. 所得税率が高い時期ほど節税効果が大きい:年収700万円・月23,000円拠出で20年間の節税額は試算上約166万円
  3. 流動性制約は若い世代より小さい:60歳まで残り10〜15年の50代では、制約の影響度は相対的に小さくなる
  4. NISAとの併用:NISAで流動性、iDeCoで節税効果を取り込む活用パターン
  5. 退職金との受取タイミング(10年ルール)への留意:事前のシミュレーションと必要に応じた専門家相談を検討

最終的な加入判断はご自身の家計状況・退職時期・リスク許容度を踏まえてご判断ください。

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免責事項・出典

本記事は情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。過去のリターンや利回りは将来の運用成果を保証するものではなく、金融商品の価値は市場環境により変動します。当メディアは金融商品取引業者ではなく、個別の投資助言は提供しておりません。税制・法令・各金融商品の仕様は変更される可能性があるため、最新情報は金融機関・金融庁等の公式サイトをご確認ください。

主な出典(最終確認: 2026年4月)iDeCo公式サイト(国民年金基金連合会)厚生労働省 iDeCoページ国税庁 退職所得金融庁 NISA特設ページ

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