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株式投資入門

株の買い方|成行・指値・逆指値の注文方法を初心者向けにわかりやすく解説

2026/4/22

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株の買い方|成行・指値・逆指値の注文方法を初心者向けにわかりやすく解説

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Capital Insight 編集部

2026/4/22 公開

株の注文方法は3種類:成行・指値・逆指値

株式を売買するときの注文方法は、大きく3つあります。それぞれの特徴を理解することで、自分の投資スタイルに合った注文ができるようになります。

注文方法価格指定約定のしやすさ向いている場面
成行注文なし(市場価格で即時)高い(ほぼ確実に約定)すぐに売買したいとき
指値注文あり(希望価格を指定)低い(指定価格に届かないと不成立)価格をコントロールしたいとき
逆指値注文あり(トリガー価格を指定)条件到達後に約定損切り・利確の自動化

成行注文(なりゆき):すぐに売買したいときの注文方法

成行注文は、価格を指定せずに「今の市場価格で売買してください」と注文する方法です。楽天証券のトウシルでも「即約定重視」の注文として解説されています。

メリット

  • ほぼ確実に約定する:市場が開いていれば、注文を出した瞬間に最も有利な相手方と売買が成立します
  • 操作がシンプル:株数を入力して「成行」を選ぶだけで注文完了。初心者にもわかりやすいです

デメリット

  • 約定価格がわからない:注文時点と約定時点で価格が変わっている場合があります。特に値動きの激しい銘柄では、想定より高い(安い)価格で約定することがあります
  • 寄付き(始値)での乖離:前日の終値と翌日の始値が大きく異なることがあり、夜間に成行注文を出すと想定外の価格で約定するリスクがあります

使い方の例

「A社の株が現在1,000円。今すぐ買いたい」→ 成行買い注文を出すと、1,000円前後で約定します(ただし、注文が殺到している場合は多少ずれることがあります)。

指値注文(さしね):価格をコントロールしたいときの注文方法

指値注文は、「この価格以下なら買う」「この価格以上なら売る」と自分で価格を指定する方法です。三菱UFJ eスマート証券の解説では「価格重視」の注文として位置づけられています。

メリット

  • 想定外の価格で約定しない:自分が納得した価格でしか売買が成立しないため、冷静な取引ができます
  • 感情的な判断を防げる:あらかじめ価格を決めておくことで、相場の上下に振り回されにくくなります

デメリット

  • 約定しない可能性がある:指定した価格に株価が到達しなければ、注文は成立しません。「買いたかったのに買えなかった」というケースが起こりえます
  • 有効期限がある:指値注文には有効期限(当日中、1週間など)があり、期限切れになると自動的にキャンセルされます

使い方の例

「A社の株が現在1,000円。950円まで下がったら買いたい」→ 「950円の指値買い注文」を出す。株価が950円以下になれば約定し、ならなければ注文は成立しません。

逆指値注文:損切り・利確を自動化する注文方法

逆指値注文は、「株価が〇〇円に達したら、自動的に成行(または指値)注文を発動する」という条件付きの注文です。株探の注文方法解説でも、リスク管理の手段として紹介されています。

損切りでの活用例

「A社の株を1,000円で買ったが、900円まで下がったら損切りしたい」→ 「900円の逆指値売り注文」を出す。株価が900円以下になった時点で自動的に売り注文が発動し、損失の拡大を防ぎます。

利益確定での活用例

「A社の株が1,200円まで上がった。1,150円を下回ったら利益を確定したい」→ 「1,150円の逆指値売り注文」を出す。上昇トレンドが続く限りは保有し続け、下落に転じたときに自動的に売却します。

初心者はどの注文方法から始めるべきか

結論から言えば、初心者は「指値注文」をメインに使い、慣れてきたら成行注文と逆指値注文を組み合わせるのがおすすめです。

  • 最初の1〜2回:少額の成行注文で「注文→約定」の流れを体験する
  • 慣れてきたら:指値注文で「自分の希望価格でしか買わない」練習をする
  • 投資額が増えたら:逆指値注文で損切りラインを設定し、リスク管理を自動化する

注文時に初心者が犯しやすい3つのミス

  • 売買の方向を間違える:「買い」と「売り」を逆に注文してしまうミス。注文確認画面で必ず「買い/売り」「銘柄」「株数」「価格」を確認しましょう
  • 株数の桁を間違える:100株のつもりが1,000株注文してしまうと、資金が10倍必要になります。注文前の確認が重要です
  • 指値を現在価格から離しすぎる:あまりにも現在価格と離れた指値を設定すると、いつまでも約定しません。現在価格の±5%以内を目安にすると現実的です

筆者が金融データ分析の現場で見てきた中では、初心者が最も後悔しやすいのは「成行注文で値動きの激しい銘柄を買ってしまう」パターンです。ニュースで話題になった銘柄は注文が殺到して価格が急変しやすく、成行注文だと想定より高い価格で約定するリスクがあります。話題銘柄ほど指値注文で冷静に対応するのが得策です。

免責事項・出典

本記事は情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品や売買タイミングを推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。株式投資には元本割れのリスクがあります。各証券会社の注文方法・手数料は変更される場合があるため、取引前に各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。

主な出典(最終確認: 2026年4月)金融庁 NISA特設ページトウシル 楽天証券 指値と成行三菱UFJ eスマート証券 注文方法解説Charles Schwab 3 Order Types

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