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株のスクリーニングやり方|初心者が設定すべき5つの条件と実践手順を解説

2026/4/22

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株のスクリーニングやり方|初心者が設定すべき5つの条件と実践手順を解説

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Capital Insight 編集部

2026/4/22 公開

株のスクリーニングとは?数千銘柄から候補を絞る方法

スクリーニングとは、自分が設定した条件に合致する銘柄を、数千ある上場銘柄の中から自動的に絞り込む機能です。「ふるいにかける」という意味で、個別銘柄を一つひとつ調べる手間を大幅に削減できます。

主要なネット証券(SBI証券・楽天証券・マネックス証券等)には無料のスクリーニングツールが搭載されており、条件を入力するだけで該当銘柄が一覧表示されます。ミチシルベの比較記事でも各社のスクリーニング機能が紹介されています。

初心者が最初に設定すべき5つの条件

スクリーニングの条件は数十種類ありますが、初心者はまず以下の5つを押さえれば十分です。株の教科書でもおすすめの条件が解説されています。

1. PER(株価収益率):15倍以下

利益に対して株価が割安かどうかの指標です。一般的に15倍以下は割安とされます。ただし業種によって平均値が異なるため、同業種内での比較が基本です。

2. PBR(株価純資産倍率):1.5倍以下

純資産に対して株価が割安かどうかの指標です。1倍未満は理論上「解散価値以下」で割安とされます。東証もPBR1倍割れ企業に改善を求めています。

3. 自己資本比率:30%以上

財務の健全性を示す指標です。日本企業の平均である30%以上に設定すれば、借入金に依存しすぎない安定した企業に絞り込めます。

4. 配当利回り:2%以上

配当金で安定的なインカムゲインを得たい場合の条件です。配当利回りだけでなく、配当性向(利益に対する配当の比率)も合わせて確認すると減配リスクを見極めやすくなります。

5. 時価総額:100億円以上

時価総額が小さすぎる銘柄は流動性が低く、売りたいときに売れないリスクがあります。初心者は100億円以上に設定して、ある程度の取引量がある銘柄に絞るのが安全です。

スクリーニングの実践手順

  1. 証券会社のスクリーニングツールにアクセス:楽天証券「スーパースクリーナー」、SBI証券「銘柄スクリーニング」など
  2. 上記5つの条件を入力:すべてを同時に設定する必要はなく、まず2〜3条件から始めて徐々に追加するのがコツ
  3. 結果を確認し、業種で絞り込む:自分が理解できるビジネスモデルの業種に絞ると、投資判断がしやすくなります
  4. 候補銘柄の詳細を確認:スクリーニングは「絞り込み」であり「投資判断」ではありません。候補に挙がった銘柄は、決算短信や四季報で業績の推移を確認しましょう

スクリーニングで失敗しないための3つのポイント

  • 条件を多くしすぎない:条件を10個以上設定すると該当銘柄がゼロになることも。3〜5条件で幅広く絞り、そこから手動で精査するのがバランスのよい方法です
  • スクリーニング結果=買いシグナルではない:条件に合致しても、業績が下降トレンドだったり、特殊な事情で一時的に数値がよく見えているだけの場合があります。必ず企業の中身を確認しましょう
  • 定期的に条件を見直す:市場環境が変われば、適切なスクリーニング条件も変わります。四半期ごとなど定期的に条件を見直す習慣をつけましょう

筆者が金融データ分析の現場で見てきた中では、初心者が最もスクリーニングを活用できるのは「高配当株を探すとき」です。「配当利回り3%以上・自己資本比率40%以上・PER15倍以下」の3条件だけで、財務が安定した割安な高配当候補を効率的に絞り込めます。まずはこのシンプルな条件セットから始めて、慣れたら条件を追加していくのが実践的なアプローチです。

免責事項・出典

本記事は情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品や個別銘柄を推奨するものではありません。スクリーニング結果は投資判断の参考材料であり、購入を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。

主な出典(最終確認: 2026年4月)金融庁 NISA特設ページ株の教科書 スクリーニング条件ザイ・オンライン スクリーニング5条件Questrade How to Use Stock Screeners

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