Capital Insight 編集部
年金はいくらもらえるのか
公的年金の受給額は、加入した年金制度(国民年金・厚生年金)、加入期間、収入によって異なります。「自分はいくらもらえるのか」を正確に把握するには、厚生労働省の公的年金シミュレーターやねんきんネットで試算するのがおすすめです。
2026年度(令和8年度)の老齢基礎年金の満額は月額約7万608円(年額約84万7,300円)です。制度は毎年改定されるため、最新の金額は日本年金機構でご確認ください。
年金の種類と仕組み
| 年金の種類 | 対象者 | 特徴 |
|---|---|---|
| 国民年金(老齢基礎年金) | 20〜60歳の全国民 | 加入期間に応じた定額。満額は40年加入で月約7万円 |
| 厚生年金(老齢厚生年金) | 会社員・公務員 | 基礎年金に上乗せ。報酬と加入期間に応じて増加 |
厚生年金の概算方法
老齢厚生年金の年額は、おおよそ以下の計算式で概算できます。
年額 ≒ 平均年収 ÷ 12 × 0.005481 × 加入月数
ただし、これは簡易的な概算であり、実際の受給額は報酬の変動や制度改定により異なります。正確な試算には公的年金シミュレーターをご利用ください。
年金だけで生活できるか
総務省の家計調査によると、高齢無職世帯の平均的な月間支出は年金収入を上回る傾向があり、差額分を貯蓄の取り崩しで補っているケースが多いです。年金だけで生活費をまかなうのは難しい場合があるため、以下の対策が重要です。
- 繰り下げ受給:受給開始を遅らせることで年金額が増額されます。最大75歳まで繰り下げ可能です
- 新NISAでの積立投資:非課税枠を活用した資産形成も選択肢の一つです
- iDeCoの活用:所得控除のメリットを活かした老後資金の準備
- 長く働く:65歳以降も働き続けることで年金以外の収入を確保
年金額を確認する方法
| 確認方法 | 特徴 | おすすめの人 |
|---|---|---|
| ねんきん定期便 | 毎年届くハガキ。50歳以上は見込み額が記載 | 手軽に確認したい人 |
| ねんきんネット | オンラインで詳細な試算が可能 | 条件を変えて複数パターンを試算したい人 |
| 公的年金シミュレーター | 働き方を変えた場合のシミュレーション | 転職・退職を検討中の人 |
| 年金事務所への相談 | 対面で詳しい説明を受けられる | 複雑なケース(離婚・海外在住等)の人 |
筆者が金融データ分析の現場で見てきた中では、年金に関して最も多い誤解は「年金だけで老後は安泰」という思い込みです。実際には年金だけでは生活費の全額をまかなえないケースが多いため、現役時代からの資産形成が不可欠です。まずは公的年金シミュレーターで自分の見込み額を確認し、不足分に備える資産形成の方法を検討してみてください。
免責事項・出典
本記事は情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。過去のリターンや利回りは将来の運用成果を保証するものではありません。年金制度は毎年改定されるため、最新情報は日本年金機構でご確認ください。
主な出典(最終確認: 2026年4月): 日本年金機構、 厚生労働省 公的年金シミュレーター、 総務省 家計調査、 金融庁 NISA特設ページ