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債券ファンドおすすめ5選【2026年版】利回り比較・タイプ別の選び方とポートフォリオ活用法

2026/4/22

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債券ファンドおすすめ5選【2026年版】利回り比較・タイプ別の選び方とポートフォリオ活用法

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Capital Insight 編集部

2026/4/22 公開

債券ファンドとは?株式ファンドとの違い

債券ファンドは、国債・社債などの債券を中心に投資する投資信託です。株式ファンドに比べて値動きが穏やかで、定期的な利息収入(インカムゲイン)が期待できるため、ポートフォリオの安定枠として活用されます。

株式ファンドとの主な違いは以下の通りです。

比較項目債券ファンド株式ファンド
主な収益源利息収入(インカムゲイン)値上がり益(キャピタルゲイン)
値動きの大きさ比較的小さい大きい
金利との関係金利上昇で価格下落直接的な連動性は低い
向いている用途資産の安定枠・分散投資資産の成長枠

債券ファンドの4つのタイプ

債券ファンドは投資対象によって特徴が大きく異なります。

国内債券型

日本国債や国内社債に投資するタイプです。為替リスクがなく値動きが非常に小さいため、元本の安定性を最重視する方に向いています。ただし、日本の金利水準では利回りは低めです。

先進国債券型(為替ヘッジなし)

米国債・欧州国債など先進国の債券に投資します。日本より金利が高い国の債券を保有するため、相対的に高い利回りが期待できます。一方、円高が進むと為替差損が発生するリスクがあります。

先進国債券型(為替ヘッジあり)

為替変動の影響を抑えたタイプです。ヘッジコスト(日米金利差に相当)がかかるため、ヘッジなしに比べて利回りは低くなりますが、為替リスクを排除したい方に適しています。

ハイイールド(高利回り)債券型

信用格付けが低い社債に投資するタイプで、高い利回りが魅力です。ただし、発行企業の債務不履行リスクが投資適格債より高く、景気後退局面では大きく下落する可能性があります。

初心者が検討しやすい債券ファンド5選

以下は信託報酬の低さと運用の安定性を考慮し、初心者が検討しやすい債券ファンドです。投資判断はご自身のリスク許容度に合わせて行ってください。

eMAXIS Slim 先進国債券インデックス

FTSE世界国債インデックス(除く日本)に連動するインデックスファンドです。米国・欧州・豪州などの先進国国債に分散投資でき、信託報酬は年0.154%(税込)と低水準です。為替ヘッジなしのため、円安局面では為替差益も期待できます。

ニッセイ外国債券インデックスファンド

同じくFTSE世界国債インデックスに連動するファンドで、信託報酬は年0.154%(税込)。eMAXIS Slimと同水準のコストで、純資産残高も十分な規模があります。

eMAXIS Slim 国内債券インデックス

NOMURA-BPI総合指数に連動し、日本国債・国内社債に投資します。信託報酬は年0.132%(税込)。値動きが非常に小さく、株式ファンドの値下がりリスクを抑えるバッファとして機能します。

たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり>

為替リスクを排除した先進国債券ファンドです。信託報酬は年0.22%(税込)。円高リスクを避けつつ海外債券のインカムゲインを得たい方に適しています。

iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF(AGG)

米国の投資適格債券に幅広く投資するETFです。経費率は年0.03%と極めて低く、分配利回りは4%台(2026年4月時点の水準)で推移しています。NISAの成長投資枠で購入可能です。

債券ファンドの利回りに影響する3つの要因

1. 金利水準

債券価格と金利は逆の動きをします。金利が上昇すると既存の債券価格は下がり、金利が低下すると債券価格は上がります。この仕組みを理解しておくと、金利動向に応じた投資判断がしやすくなります。

2. デュレーション(金利感応度)

デュレーションが長い(=残存期間の長い債券が多い)ファンドほど、金利変動の影響を大きく受けます。金利上昇が予想される局面では短期債券ファンド、金利低下が見込まれる局面では長期債券ファンドが有利になりやすいです。

3. 信用リスク

信用格付けの低い債券ほど利回りが高い(=信用スプレッドが大きい)ですが、デフォルト(債務不履行)のリスクも高まります。投資適格債(BBB格以上)は安定性が高く、ハイイールド債(BB格以下)は高利回りだがリスクも高いという特徴があります。

ポートフォリオでの債券ファンドの使い方

債券ファンドは単体で大きなリターンを狙うものではなく、株式ファンドとの組み合わせでポートフォリオ全体のリスクを下げる役割を果たします。

  • 20〜30代(積極運用):株式80〜90%+債券10〜20%。長期で成長を取る一方、債券は下落時のクッション役
  • 40〜50代(バランス運用):株式60〜70%+債券30〜40%。リタイアに向けてリスクを徐々に抑える
  • 60代以降(安定運用):株式30〜50%+債券50〜70%。インカムゲインを重視しつつ元本の安定を図る

筆者が金融データ分析の現場で観察した中では、株式100%のポートフォリオに債券を20%組み入れるだけで、暴落時の最大下落幅が5〜10ポイント程度緩和される傾向がありました。「守り」のパーツとして、債券ファンドの役割は大きいです。

免責事項・出典

本記事は情報提供を目的として作成したものであり、特定の金融商品を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。過去のリターンや利回りは将来の運用成果を保証するものではありません。金融商品の価値は市場環境により変動します。税制・法令・各金融商品の仕様は変更される可能性があるため、最新情報は金融機関・金融庁等の公式サイトをご確認ください。

主な出典(最終確認: 2026年4月)金融庁 NISA特設ページMorningstar Best Bond Fundsインベスターナビ 債券ファンド比較NerdWallet Best Bond ETFs (信託報酬・利回り等の数値は各運用会社の最新目論見書・ファクトシートに基づきます)

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