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新NISAの始め方|初心者向け口座開設から積立設定まで5ステップで解説

2026/4/22

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新NISAの始め方|初心者向け口座開設から積立設定まで5ステップで解説

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Capital Insight 編集部

2026/4/22 公開

新NISAを始める手順

「投資は難しそう」「口座開設の手続きが面倒そう」という理由で新NISAの開始に踏み出せていない方は多いとされます。

新NISAを始めるために必要な手順は5ステップで整理できます。スマホで自宅から手続きが完了し、最短翌営業日から積立が可能となる設計です。本記事では、各ステップを初心者向けに解説します(制度詳細は金融庁 NISA特設ページをご確認ください)。

ステップ1:証券会社を選ぶ

新NISAを始めるには、まず証券会社(または銀行)でNISA口座を開設する必要があります。NISA口座は1人につき1つの金融機関でしか持てない設計のため、選定は重要な検討事項となります。

ネット証券の特徴

銀行や対面の証券会社でもNISA口座は開設できますが、ネット証券が選ばれるケースが多いとされます。主な理由は以下の3点です。

  • 取扱銘柄数:つみたて投資枠の対象商品が約280本(ネット証券)。銀行は数十本〜100本程度の場合が多い
  • 手数料水準:NISA口座での国内株取引手数料が無料のネット証券が主流
  • クレカ積立によるポイント還元:毎月の積立額に応じてポイントが付与される場合がある

SBI証券・楽天証券の比較

いずれも取扱銘柄数・手数料・利便性の観点で比較されることの多いネット証券です。

  • 楽天証券:楽天カード・楽天銀行の利用者に適性が高い。アプリの操作性が初心者向け
  • SBI証券:三井住友カードの利用者に適性が高い。IPO投資にも対応

英語圏の在日外国人向けガイドでもSBI証券・楽天証券が初心者向けの候補として紹介されることが多いとされます。両社とも月100円から積立が可能です。海外向けガイドの制度前提は日本の税制ですが、詳細は国内公式情報をご確認ください。

ステップ2:口座を開設する

証券会社を決めたら、口座開設を申し込みます。スマホから15〜25分程度で完了する場合が多いとされます。

必要な書類

  • マイナンバーカード(1枚で本人確認とマイナンバー確認が完結)
  • マイナンバーカードがない場合:通知カード+運転免許証(またはパスポート等)
  • 銀行口座情報(積立金の引き落とし先)

口座開設の流れ

  1. 証券会社のWebサイト・アプリから申込:「口座開設」から必要事項を入力
  2. 本人確認書類のアップロード:マイナンバーカードの表裏をスマホで撮影してアップロード
  3. 口座の種類を選択:「NISA口座+特定口座(源泉徴収あり)」を選ぶケースが多い。特定口座の源泉徴収ありに設定すると、多くの場合で確定申告が不要
  4. 審査・開設完了:証券会社の審査(1〜3営業日)+税務署の審査(約2週間)。税務署の審査完了前でも仮開設で取引を始められる証券会社もある

中国語圏の開設ガイドでも「操作時間は15〜25分、マイナンバーカードがあればスムーズに完了する」と紹介されています。

ステップ3:投資する銘柄を選ぶ

口座開設が完了したら、「何に投資するか」を検討します。つみたて投資枠では約280本の投資信託が対象となっており、以下のような候補が一般的に紹介されます。

つみたて投資枠でよく紹介される銘柄の例

銘柄名投資先信託報酬特徴
eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)世界の2,500銘柄規模0.05775%1本で全世界に分散投資
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)米国大型株500社0.09372%米国市場に集中投資
eMAXIS Slim 先進国株式日本除く先進国22カ国0.09889%新興国を含まず先進国に広く分散

※信託報酬は2026年4月時点の運用会社公表ベース。最終的な銘柄選定はご自身の投資方針とリスク許容度に応じてご判断ください。

銘柄を比較する際の3つの観点

  1. 信託報酬の水準:年率0.1%以下を低コストの目安とする見方が多い。長期では累積する
  2. 純資産総額:100億円以上は繰上償還リスクが相対的に小さいとされる
  3. 運用手法:指数連動型(インデックス)はコストが低く、アクティブ型は運用者の判断で銘柄選定を行う。それぞれ特徴が異なる

ステップ4:積立金額を設定する

銘柄を選んだら、月次の積立額を設定します。

積立金額の例

状況金額の例補足
まず試してみる場合月1,000〜5,000円月100円から対応する証券会社もある
本格的に始める場合月10,000〜30,000円手取り収入の10〜20%が一つの目安とされる
余裕がある場合月50,000〜100,000円つみたて投資枠の上限は月10万円

生活防衛資金(生活費の3〜6ヶ月分)を預貯金で確保したうえで、余裕資金の範囲内で投資金額を設定することが一般的な考え方です。

積立設定の方法

  1. 証券会社のアプリ・Webサイトで「つみたて投資枠」のページを開く
  2. 選んだ銘柄の「積立設定」を選択
  3. 月次の積立金額を入力
  4. 引き落とし方法を選択(銀行口座引き落とし/クレジットカード決済)
  5. 積立日を選択(毎月1日、毎月末 等)
  6. 設定完了。以降は自動で毎月買付

クレカ積立(楽天カード+楽天証券、三井住友カード+SBI証券等の組み合わせ)を利用すると、積立額の0.5〜3%がポイント還元される設計のサービスもあります(還元率は各社のルール・時期により異なります)。

ステップ5:継続する

積立設定が完了したら、基本的には継続的な運用となります。毎月自動で買付が行われ、長期運用で複利効果が反映される設計です。

運用中の考え方

  • 短期の値動きに過度に反応しない:積立投資は長期運用を前提とする設計。短期の上下で売買を繰り返すとドルコスト平均法の効果が薄れる可能性がある
  • 情報の取捨選択:SNS等の扇動的な情報に左右されず、ご自身の投資方針に基づいた判断が求められる
  • 年1〜2回の資産確認:運用状況を定期的に確認。大幅な変動があっても、基本方針の変更は慎重に検討
  • ライフステージに応じた調整:昇給時の増額、支出増加時の減額等、柔軟な調整

よくある疑問

始めるタイミングについて

投資のタイミングを予測することは困難とされます。長期投資では「市場滞在時間」の長さが複利効果に影響するため、早めに始める方針で紹介されることが多いです。ただし最終的な開始タイミングは、生活防衛資金の確保状況や家計状況を踏まえてご判断ください。

元本割れの可能性

短期的には元本割れとなる期間もあります。全世界株式のインデックスファンドを20年以上継続した場合、過去のデータでは元本割れ期間が少ないと報告されていますが、過去の実績が将来の運用成果を保証するものではありません。

途中での停止・売却

NISAはいつでも積立の停止・減額・売却が可能です。iDeCoとは異なり、資金の流動性が相対的に高い制度設計となっています。

まとめ|新NISAを始める5ステップ

  1. 証券会社を選ぶ:ネット証券(SBI証券、楽天証券等)が候補として比較されることが多い
  2. 口座を開設する:マイナンバーカードがあればスマホで15分程度。最短翌営業日から取引可能
  3. 銘柄を選ぶ:信託報酬・純資産総額・投資対象をもとに比較。最終判断はご自身の方針による
  4. 積立金額を設定する:月1,000円からスタート可能。生活防衛資金を確保した余裕資金で設定
  5. 継続する:毎月自動買付。長期運用で複利効果を取り込む構造

最終的な投資判断はご自身のリスク許容度と家計状況を踏まえてご判断ください。

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免責事項・出典

本記事は情報提供を目的として作成されたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨・勧誘するものではありません。投資に関する最終的な判断は、ご自身の責任において行ってください。過去のリターンや利回りは将来の運用成果を保証するものではなく、金融商品の価値は市場環境により変動します。当メディアは金融商品取引業者ではなく、個別の投資助言は提供しておりません。税制・法令・各金融商品の仕様は変更される可能性があるため、最新情報は金融機関・金融庁等の公式サイトをご確認ください。

主な出典(最終確認: 2026年4月)金融庁 NISA特設ページ国税庁 No.1535 特定口座制度

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